第12回 山岳グランフォンドin吉野 ②

2015-07-14 19:30

旨いもの・ツーリング


海じゃなくて、山が好き!


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※エモンダSLRを駆る長官、マシンも身体も超軽量級!?


コース最高地点は行者還トンネル、標高1118m。

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※トンネル内に明かりはない、走行車のランプと出口の明かり

よくもまぁ、こんな僻地にトンネルを作ったものだと…さぞ大変だったろう。

以前、このエリアにある大台ケ原ヒルクライムに参加した際、
キング三浦氏が若かりし頃、海外遠征の費用を用立てるために、山を切り開き農道を作る作業に従事したという。和歌山のキナンというレーシングチームがあるが、こうした工事を行う土木系企業でその頃からの関係と聞いた。
話がそれたが、奥深い山でこうしたルートを走れるのも先人達のお陰だといつもながらに感じている。

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※川の水はエメラルドグリーン色、どこか違う国のような雰囲気だ


97km地点のトンネルから135㎞地点までほぼ下り基調のルート。110㎞地点の天川エイドであまりの暑さにかき氷を補給していたら、遅れていた長官と再合流。
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2人でリスタートするが気づくと後ろに2名。この頃になるとバラけたロングコースの人たちが沢山走っている。スーパーロングは既に集団らしきものはなく、先行2名に私と長官が3~4番手なのだ。当然、ロングコースの方のほうが前半でスーパーロングをショートカットしているので、この2名はいわゆるグルペットかな。
駄菓子菓子
ローテに混ざるや否や、ハイペースで牽くではないですか!!!
うーん、このまま持ちませんよ、ってペースなんでスグにバテるのかと思いましたが、結構引いてくれています。仕方がないので付いて行きながらこちらの先頭負担の量を調整しながら残りのルートを計算して走る。1時間くらいそんな感じで走ったでしょうか、標高250mくらいのぼる峠に差し掛かりペースで先頭を牽いていたら、ロングの1名が前へでてきて元気に登っていきます。出力的には5%+なので基本放置しながら登っていくと、4名は分断されてしまいソロで淡々と走る。元気な方は50mくらい先を登り続ける、登りきるあたりで勾配が緩くなった頃、ついに息切れしたのか失速したので一気においついてそのままかわしてゆくと、後ろにはいませんでした。やはり登りはペースで走るのが一番効率がいい、ロングライドやヒルクライムは自分のパフォーマンスに照らし無駄のないペースで走ることが大事だけどなかなか出来る人少ないです。
141㎞地点の野迫川到着、しかしこのイベントのエイドは素晴らしい!
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ここもおにぎり2種(しかも一口大にラップ包)、からあげ、きゅうりの1本漬け(これが美味かった)、そうめん、梅干し、豆腐(冷ややっこ)…これ、グルメライドですよ。
もっと味わって食べたいと思いつつリスタート、残りは二つの丘越えだ。
ほんとうにエイドは充実しているし、慣れた運営でストレスが無い。
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※バナナも一口プラスにカット、オレンジも同様、吉野葛なども
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※氷・水・ポカリスエット(アク〇リアスでなくポカリは重要)飲み放題
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※そして、やはり柿の葉ずしでしょう!


勾配は緩いがだらだらとした峠を越えて500mを一気に下るダウンヒル、この下りは楽しい!センターラインのある広めの道路なので少しブラインドでも余裕をもって走れる、眼下に広がる五條市と向いに見える金剛山系が山岳コースを走ってるという気分になります。
下りきったらあとは平地を吉野の麓まで。
前回参加した時は、野迫川のエイドから補給は無くて平地をタレタレで走った記憶があったけど、今回は違った。下った麓の気温は一気に上昇しメーターで35℃付近を表示、流石に暑い…、そのうだるようなところでボトルに最後の氷を充填、しかも氷で冷やしてくれてるスイカがあるではないですか~これは堪りません。このスイカ、実に旨い!どうやら倉吉産らしくちゃんとブランドものだったんですね(笑)
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※意識が朦朧としていたら写真まで…(笑)

残りは30㎞弱、ここで絶望的な情報が…
スーパーロングの先行者は2名。なんとTOPは30分以上も前に通過し、しかも止まらず走り去ったという。2番手も15分くらい前のよう…もしや前半のペースが祟り激タレしたら追いつくかも…という淡い期待は消え去り。早くゴールして水浴びしたいとの想いが最優先になった。垂れた身体に鞭をうちゴールを目指す。

ロングのよれよれの方を抜き去りながらゴールを目指していたら、どうも後ろに気配が…
抜いた方がどうも無賃乗車の様子。集団でならまだしもこっちもソロなんだから乗るなら声かけましょうよ、その方がお互い気持ちよく走れますしね。そんなマナーも知らない人沢山いますが…なのでローテを要求し変わってもらったのですが、当然ペースが乱れて全く心地よくありません。2~3度そんな繰り返しの末、離れました。

ロードの楽しさは、知らない人とでも脚コミュニケーションが取れ、無駄無く走れることが醍醐味の一つだけど、昨今のブームでこうしたことも全く知らずにいる人が増えたように感じている。少なくとも私の周りではこうならないように努めたいと思う。

いよいよ吉野の麓まで来た、残りは200mくらいの丘を登り切ればゴール。流石に脚が重い、最後の力を振り絞り登る、最後の最後がまた勾配が10%くらいあって進まんです、蛇行してようやくゴールへ、そしたらアナウンスで労いの掛け声が…いゃ~前回はひっそりとしたゴールでしたが、グレードアップしてましたね。ゴールでは冷えたレッドブルまで頂戴しました。
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はぁ~

193km、実走7時間24分、獲得標高3100m  ※ふれこみは4000m、私のガーミンは3100??

実は前回、1986年製クロモリバイクで参加したのだけど、パフォーマンスと調子は前回が間違いなく上でしたね、登りも今回より間違いなく踏めた。コルナゴが重く感じたのは悲しいけれどこれが現実、まぁ今回はノートラブルでしたから良しとしましょう。(実はゴール後に気づくが後ろはスローパンクで低圧になってた)
数年前から10月開催になってたようですが、今年からまた7月に変更。暑さが相当効きますが、やはり7月がいいと思う。頑張ってる感じがするしね、水もかぶりながら走るのもいいもんですよ。

ルートは3種、いきなり上級コースは走れないけど、主催者が用意する試走会に参加したらロングは可能なようです。出るならスーパーロングを体験してもらいたいけど、2年がかりなのがプレミアム?かもね。だって、後半のエイドでボランティアの方から写真撮らせて~って、声かけてもらいましたよ、ゼッケンの色が違うから解るんですね、スーパーロングの人だ~って、たぶん1番の人はエイドに寄ってなくて、2番を見落とし…私が仮想1番だったんでしょう(笑)

関わるみなさんのお陰で楽しめました、ありがとうございます!

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