最速店長選手権、無念のDNF
2013-09-26 17:55
応援は力になるのか?
それは間違いなくパワーアップに繋がった。
未だかつてない(自分比)応援をもらい成田に乗り込み、大会史上最強のメンバーとともに走った選手権。何せエントリーの中に、過去の全日本選手権チャンピオンが4名ですよ、鼻血もの! オリンピック・世界選代表はもちろん、実業団チャンプ等枚挙にいとまがない(笑)
中でも、還暦を過ぎてもなお走り続ける日本ロード会の師匠、森幸春さんと87年以来26年の時を経てまた走れるだけでロードマンとして最高に舞い上がるような気分を味わった。私がロードバイクに乗り始めた83年の当時既にベテラン選手といわれ、体格は決して恵まれないのに強いということが、私の憧れであった人だ。
さて天気は曇り雨で、予報通り。(いらんときに当たる天気予報)
誰よりも早く現地入りで余裕を持って準備を進める、着次と到着するツワモノ店長に挨拶したり楽しいひと時が過ぎてゆく。雨のない隙間を縫ってアップを行う、レースは1.5kmの周回コースを30周回する45km、5周回ごとにゴールラインにポイントがあるポイントレースだ。高低差のないコースにあいまってスピードマンに優位なレース。
昨年は同じルールで60kmだったことや雨ということで、早い段階からレースが動くと予想した。
距離が長ければ後半勝負ができるが、1時間強で終わるレースなら悠長にはできない。念入りにアップをしていたら、やはり他の店長たちも準備に余念が無い、相応のことをしてきたであろうことは見て取れるものだ。
私自身も上記の選手に恥じないよう精進してきた、失うものは何もないチャレンジャーとして臨むために。
カヤマの森江さんといたのだが、そこへ東京に転勤になった関口さんが登場!懐かしい顔に心が落ち着いた。何とこの日のために有給休暇を取得、一眼レフ片手にレースストーカー?のよう(笑)知り合いがいるとリラックスできる。開会式を終え、スタートグリッドに並ぶ。ローリングスタートでレースは始まった。


体感では昨年ほでではないがスタートからペースは速い。ウエット路面の状態を再確認しながら進むが、5周目の最初のポイントまでペースは下がらない。ほどなく1回目のポイントまで1周というところで、優勝候補の選手が飛び出しちょい逃げのママ逃げ切る。
この後もペースは落ちることなく活性化、優勝候補の阿部さんや西谷さんが積極的にペースを作り出す。前で展開しないと対応できないと思い7周目くらいから様子見で上がってゆく、調子はいいと感じた。そのポジションを維持するのにことさら無理をしなくともよかったからだ。


一方、定量データからみたら…序盤のまだ本気で踏んでいない状態で想定していたパワーをマークしていた。このあと、スプリントや仕掛け合いにどこまで耐えれるかは未知数だった。



そして、9周目を集団2〜3番手で通過、次のポイントは絶対とっておくべきと判断する。計6回しかないポイント、勝負は1~2回の1位通過だからだ。
やはりポイント周に入り乱れる集団前方、ゴールラインが近付く…殺気立った雰囲気の中落ち着いてスプリント開始を見極めようとしていたら、ラインまで200mくらいでインから誰か抜いてきた、まだ早い…ギリまで耐えて加速を始めたその時!
コースは右コーナーを抜けてゴールラインまで100mほど、右側にいるインの選手がいきなり膨らみ寄ってきた、左隣には他の選手で詰まっている、バイクはコーナ途中でバンクしていた。一瞬のハンドル捌きによりフロントのグリップが抜けた…万事休す。
そのタイミングの落車なら後続はひとたまりもない。昨年、一昨年の覇者の大石さんや山崎さん、大先輩のタクリーノ上坂さん、実業団チャンプ新保選手ら数名を巻き込んだ大落車となってしまった。
落車しても1周回、メカトラでも2周のニュートラルがあったので即座に起き上がるが、サドルがあっちを向いていて走行不能。リアエンドも曲がり事実上無理だった、力を出し切ることなくDNFが決定。
いろんなことが頭をめぐった…しかし、目の間には走行不能のバイク、現実を受け入れるしかなかった。
気がつけば、スタッフや森江さん、関口さんが怪我を心配してくれていた。見れば、ジャージはボロボロに引き裂かれドメスティックバイオレンス並みの破れ方だった(笑)
擦か傷が浅いが広範囲で、手当がめんどくさそう…ボトルの水で兎に角洗い流す、この時点で泥や異物を残さずようよく洗うのが大事。※病院とかでハブラシで擦られるらしいよ、僕はいかないけどね
コースは、いつの間にかかなりの雨量になっていた。
ペースは相変わらず速い様子…
駄菓子菓子
これ以上は、サイスポ発売までお預けですね。
素晴らしいレースが展開されていました、どこまで絡めるのか走りたかったけどね。
来年まで1年長いけど、またリセットして頑張るしかないのかな。
今回の落車はレースに於いて大きなポイントになってしまった、主たる当事者として大変申し訳ない思いでいっぱいです。そして、今日インから膨らんだであろう店長から連絡があった。雨でスリップして膨らんでしまった、落車の原因をつくって申し訳ないと。誰も悪意でそういう走りはしているはずがないし、まして仕事をしている店長だしね。それを想定できず未然に防げなかった自分もいる。わざわざ連絡してもらい、心のもやもやが晴れてよかったと思う。
最後に、今回ほど事前に沢山の応援をもらったことはありませんでした。ほんとひとつひとつが嬉しかったし、励みになりました。その思いに応えたいということが、モチベーションの源泉にもなった。調子も現によかったしね。応援してくれたみなさん、ほんとうにありがとうございました。期待した結果は返せなかったけれど、これでへこたれたりはしません。いつかまた喜んでもらえる走りをすると誓いたい。
※写真提供:トーマス関口さん
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