【事故修理おまかせください】事故の保険会社対応は様々です

2024-08-22 22:32

店主のつぶやき

保険会社は良心的なところばかり!?ではない

時々、自動車との接触などによりバイクの修理を承りますが
今回は過去経験のなかでもかなり酷い事例があったのでご紹介します。

事故は3月頃、解決は8月でしたので5ヶ月?!くらい要した案件。
どれほど酷い事故?と思いますが、実は軽い接触によるものです。
しかも、過失的にはほぼ相手のクルマ側に起因する事故だったのに…

状況はセンターラインある2車線の県道で片側に歩道がある道、
進行方向には路側帯がほぼ無くて反対車線にある歩道を通行していました
※自転車、歩道は通行可能で右側を走っても良い(この道交法がややこしい)

歩道右手、県道に合流する脇道からきたクルマが確認不足により歩道を横切るタイミングで
接触して落車したという事故です。

一昔前なら自転車は弱者的な扱いにしてくれ、クルマの過失が多くなるような案件が
多い印象でしたが、昨今が完全に車両的な扱いで過失割合が適用されています。


一般的な流れは…
①当事者から保険会社への事故報告(事故対応はチクリピオニエーレで、既に修理を依頼済状態)、
②保険会社よりショップに連絡(早ければ即日)が入り、実車確認にくる日程相談(早ければ数日で)
③実車確認にきた担当者(保険会社の方、もしくは鑑定依頼の業者さん)にバイクの損傷説明と大枠の見積もり金額説明
④正式な見積もり作成して提出
⑤保険会社の算定により見積もりに対しての承認が決定(状況により様々ですが、軽微であれば1週間〜数週間ほど)
※通常、修理に対して不明確な点はショップへ都度確認があります
⑥承認が確定したら修理着手
⑦双方示談が成立したら数日で修理金が入金される

ざっくり上記のような流れなのですが、
今回は③④の時にすでにイレギュラーがありました、見てもないのに見積もり出してくれと…?
※修理金額が知りたい?理由は…
そもそも自転車の知見がないにのに見積もり見てもわからないはずなのにです、それでも仕方なく出しましたよ
⑤で異例?な状況で見積もりに対して当方の作業工賃に難癖つけてこられました、
要は工賃高い的な…過去事例がないことで一抹の不安を感じましたが、やはりという結果です。
その後、数週間ほど経過しても連絡がないのでお客さんに確認してみたらナシのつぶて、そうこうするうちにGWへ。
それにしても遅すぎるなと思っていたら…6月になりお客さんから保険屋から見積もりきました!と連絡が???
なぜ本人へ?私が窓口なのにです。
なんとこちらの見積もりに対して、約半分くらいの金額査定に?!(絶句)勝手に減額していました。

通常なら修理担当のショップへ連絡がありこのような査定でこの金額になるのですが…という話から、
こちらの解釈と相違があれば調整相談がなされ、また保険会社内で検討され…的な流れで進んでいきます。
が今回はこちらへ一切連絡なくご本人へ直接です、見積もりの詳細はこちらに任せてるので知らない状態なので、
そのままそうなんですねと了承とかしようものなら大変なことになります。※そうしたかったのかとも取れますね

過失割合が85:15とか、ここに関しては判例がベースになるのである程度妥当性はあるかとは思いますが…
歩道通行や右側通行は違法でないので、そこは確認したほうがよいと伝えました。
相手側の過失が大きい事故で、自分のバイクがすっきり直せないってあまりにも気の毒です。
経緯の流れや時間的なこともあり弁護士特約で相談することを提案しました、被害者もそのように行動されましたが…
実際には金額ベースの少なめな案件につき弁護士もあまり乗り気で相手にしてくれなかったようです。

6月下旬になり、自分側の保険会社の担当変更がありどうやら過失割合が変わったそうです、
歩道の右側通行が法的に違法でないことが考慮されてなかったようで90:10になりました。
ここも異議申し立てをしなけば言われたなりになりかねないということです。

バイクの修理代の金額はなかなか好転しないで時間が過ぎていきます、一方で事故の相手はBMWでバンパーの修理で当初25万ほどの
見積もりから最終的に40万あたりになりこちらの意向も関係なく協定され修理がさっさと完了したようです。
※過失10%でも自己負担が4万あるということ

変更になった自分側の保険会社担当がショップへバイクの再確認にくると言ったようですが、なかなか連絡もなく時間だけが過ぎてゆきます。
とにかく担当者との連絡がスムーズでなく約束もきっちり守られない、こうしたことが目立った案件でした。

7月初旬になり、担当が来られました。
もう1回修理の内容説明と見積もりについての解説を実施、ここまでに既に3ヶ月以上…
結局、相手側の保険会社にたいしてモノが言えない状況であるようにみえました。

実は今回一番のグレーなところはココです。(あくまで私の主観ですよ、でもまんざらではないと思います)

加害者の運転手は岡山でまぁまぁ大きな保険代理店(T海上N動火災保険)の代表者です、
たまたま被害者のお客さんが入っていたのも同じT海上N動火災保険でした。
この代理店とT海上N動火災保険の力関係が何かしらの影響を与えているとしか思えない流れでした…

この代理店は本業で保険を扱い、契約者に安心を売っているはずです。
それなのに当事者として被害者に真っ当な対応をしているのでしょうか?
自分のクルマの修理代よりはるかに安価なバイクの修理代を渋り、相手側の担当者がまともに話をできない状況が見て取れました。

7月中旬以降、何度も状況確認や進展しない状態が続き、御本人が保険会社へ出向いたりして話し合いをしたそうです。
内容聞くにともかく出せないとの一点張りで出すためにどうするかという観点は見えませんでした、そこで感じたのが背景にある
どうにもならない力関係が見え隠れします、保険会社にとって大きな成果を出す代理店だとしたら…まぁ解らないでもありませんよね。

結局、やってるふうにするためか…社内調整のための再見積もりなども行ったりしましたが、
期待しただけ虚しい結果でしかありませんでした。
最終的に本来味方であるはずの、自分側の担当者は全く機能しないまま…できない理由も私のせいにしたりもありました。
本当に悲しい展開でしたが、8月になり最終的な金額が確定しました。それでも頑張って当初の見積もりにかなり近づいた金額に。

そこが確定したので実際の修理に入りましたが、1週間ほどでご納品できました。
本来、まともな流れなら1ヶ月もかからない案件に、半年近く要したことになりますから…

保険会社として、できる限り支払い金額を抑えたい。
それは当然のことです、そのためにいろんな理由をみつけて減額したりしてゆきます。
こちらの言い分をハイハイと聞いてくれるところなど皆無です。
しかも、プロのショップならともかく素人の当事者がいう言い分など全くもって相手にされないのが普通です。

バイクの損傷や状況に対して正確な見積もりが出せる、そしてもはや新品が存在しないバイクとかであればその価値を説明して、
減価償却などなされないように交渉する等のノウハウが要ります。
そのあたりをチクリピオニエーレではユーザーの立場になり保険会社と対峙しています。
ご自身で不安なときは当店で購入等されていなくても、お受けできますからぜひご相談ください。




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