2年ぶりかな、6回目の出場となった。
もう自身の役目はとっくに終わっていると認識しているが、今年はGF世界選手権ポーランド大会を辞退したのでもう1レースはマヂなレースを走っておきたいと思ったので出場させていただいた。
一度はもう卒業させてくださいとお断りしたのに快く受け入れてくださった八重洲出版サイクルスポーツ編集部そして中島さんに感謝しております。

ニセコ以後、しっかり準備してとの計画とは裏腹に冷夏と思われた今年、例外でない猛暑となり未だ30℃を平気で越える日々がある9月末。
毎年間違いなく訪れる夏バテにいつも以上に苦しめられ、全く練習にならない日々が続いた。
結局は体調をリカバリーできぬまま迎えたレースは結果からすると散々なものとなる。2年ぶりのレースはかなり顔ぶれが変わっており若い元気な人も増えたし、例年どおり参加店長はみなおのおのにしっかりと準備してきていたし半端な心構えでは失礼になると改めて知らしめられた。

40人のエントリー、出走は39名
それぞれの思いを胸にローリングスタートからリアルスタート、1.5㎞×50周回の75㎞のレース
いつも通り初めから速いペースで進行していゆく、数周したころ落ち着いてくるはずの身体は残念ながら回復することなく限界へ近づいていくのだった。
レースの動きはいつもどおり見える、しかし身体との乖離感はひどくパワーメータの数値は絶望的な現実を示していた。事実上何もできぬまま…エキストラにもなれず残り17周あたりでレースを終えた。
落車メカトラブル以外でレースを降りたのは初めてだった。

レースは途中から逃げ体制に入った3名、涌本・岩島・西谷店長ががっつりローテでペースを落とすことなく最後まで逃げ切り、ラストスプリントで涌本店長が2回目の勝利を掴んだ。

レースの流れはガチンコでどんどん前へいくのが店長選手権スタイル。今回のように前半からでも自力ある選手は掛け値なしにどんどん逃げる、思惑が一致すれば逃げ切ることも珍しくない。だとすれば、こうした動きに同調して前へ行くことが勝利への必須条件だと言える。一般的に後ろで休んで最後というのはなかなか問屋が卸さないことが多い。
それにしても同世代の西谷店長、第1回目から参加している唯一の店長だ。ニセコでも思うがパワフルさには憧れとリスペクトがある。彼がいる限り年齢を言い訳にできないんよね…(;^ω^)
やはりここのポディウムは格別なものがある、またもう1度のりたいと思うし諦めずに走ろうと誓うレースになった。


東京からの帰路、少し寄り道してみた。
静岡県三島市にあるクレマチスの丘、約10年前に参加した日本スポーツマスターズ静岡富士大会の折に立ち寄りたかった場所、思いたって行ってみた。

激しいレースと対照的な静かで落ち着ける場所が好きで、庭園や花も心のレストに欠かせない。こうしてささくれた心を癒して、次こそ…勝つのは俺だと念仏を唱える(笑)