真の軽量化とは…?
2015-10-24 18:01
夢のようなことが現実に
私が初めてロードバイク(当時はロードレーサーと呼んでいた)を買った1984年(今から30年以上前ですね)頃は完成車重量が9kg台だったでしょうか。(エントリー車は10㎏オーバー)
フレームはクロモリ。殆どのパーツの各部がスチール当たりまえで、軽量パーツにアルミが申し訳ない程度に使われていたと記憶しています。またこのアルミが強度が足りなくて変形したり破断したりはよくありました。ネジ類にアルミなどはほぼ存在しなかったと思います。
70年~80年代は主にアルミに置き換え、さらに穴開けすることで微々たるgを稼ぐという手法でした。
80年代後半になり、フレームにアルミが登場する。ユーザーは湧きたったが、今のように太いパイプで剛性を稼ぐ手法はなく細いパイプでは明らかに剛性不足でレースユースには対応できなかった。90年になろうかという頃、カーボンフレームが誕生する。LOOKやTIMEの起源となるTVTだ。プロ選手がこぞって使いツールでも勝利を飾るようになる。しかしながらパーツの軽量化は今ほど進んでおらず、小さなネジや大物でいえばスチールが当たり前のハブ軸をチタンに置き換えるくらいの地味な積み重ねをしていた。
現在、どんなモノにでもカーボン製品が当たり前にあるれど、まさか現在のようなオールカーボン製品になるとは夢にも思えなかった。
特段、普通のハイエンドパーツで組んで、アンダー7kgになるし少し気を使えば6kg前半はマークし飛び道具でアンダー6kgも可能な現代となった。
前置きが長くなったけど、それほどロードバイクや選手にとって軽量化はまさに王道といえるチューニングだ。
登りだけを競うヒルクライムなら心理的なアドバンテージも尚更だと思う…
そんなクライマー選手が今年手がけたのが、こちら。
マシンはCOLNAGO C59 デュラDi2、ホィールはカンパ・ハイペロン。
当然6kg台後半なのだけど、心理的なアドバンテージ追求した。
とはいえ、リスクを負わない至ってあたりまえの事をやったに過ぎません。
↑アウターを取り去りフロントシングル化
↑カンパニョーロのフリーボディを最新のアルミボディへ換装
↑それに伴い対応シャフト変更。この微細な重量差をご覧ください(笑)
で、完成した状態は…
みなさんも何処までやりますか?究極のレベルなら4kg台のバイクも実在しますしね(笑)
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