まさに…!? はれの国エンデューロ 参戦してきました

2016-04-17 22:28

レース



木端微塵ですよ。

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↑ No10、岡山大学ジャージで走る。
前は7時間ソロで優勝の方(リラックスしたフォームですね)

今回は参戦の広報が遅く、多くの方がそれぞれお付き合いのあるショップのチームでエントリーしたようだ。ウチとしては新車販売するお店のフォローがメインの仕事なので、それもまた仕方のないことかなと。来年はもう少し多くで来たいなとも…(^_^;)
私の方は、4時間の連覇というよりより高い目標に挑戦することとし、岡山大学のエースMくんと2人で7時間に挑んだ。

予報通りの雨、早期な回復を祈りつつサーキットへ向う。
7時くらいに雨脚が弱くなってきて、スタート前には完全にやんだ。最悪の状態は免れたが路面は勿論ヘビーウエットに近い。
当初、計画していたシナリオにイレギュラーが発生し、スタートライダーとなる。
数時間ゆっくり準備するつもりに焦りが…

とにかく集団が多い状態で多くの時間を消費するのが第一目的。
空気圧をかなり低めにセットするが、思ったようなグリップ感が得られず不安と戦う事となる、これは以前に中山サーキットで油に乗りフロントを掬われ落車してからトラウマになっている。若かりし頃、下りやコーナーで余裕で走れたころが嘘のよう…。
数か所のコーナーでどうも遅れがちになり、プチ・インターバルが後に効いてくることとなる。また不安は的中した、経験の少ないライダーはこのすべりやすい路面の対処を知らないので、序盤から落車が頻発した。あちこちで毎周のようにイエローフラッグが振られる。
天気の回復と共に強風が吹きだし選手を悩ませていた、2時間を過ぎてからだんだんと辛くなる。完全に割り切って時間消化をしているのにだ…やはりコーナーでの恐怖心からのプチ・インターバルの影響だろう。
2時間半を越えて、少し展開も動きが出てくる。コーナーが乾き始めじわじわペースがあがったこと、選手交代で元気な方が入りペースが変動してきたのだ。どのタイミングで入るかだが、できるだけ落ちついた雰囲気で変わりたい。交代のリスクがゼロでは無いから。
交代のピットレーンには少し早めに遅い走行レーンにまぎれ、僅かのマージンを稼ぎMくんにタッチ。3時間できず2時間50分くらいか…このあとMくんが優勝争う展開で終盤までいけるところまで…というのが計画だったが。

ところが、予想外の展開が待っていた。
代わって1時間もしないうちに、2チームが先行している!!!!
しかも常勝チームと活きのいい走りをしていたチームだ。
しっかりと横になり完全レストし2度目の出走に備えるはずが、全く状況が読めなかった。まともに走る限りMくんが1時間ほどで切れるとは思えないからだ。しかも地力のある茶話会チームも同じく離されているという事実。しかしコース脇で見ても普通に走っている。
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しかも避けたかった事態に中盤でさらされた、優勝候補チームは5~6人編成でウチは2名。独走勝負にされないことが今回の優勝にはマストだった(目標はいつだって優勝だけど…)集団は崩壊し協調できるのは同じ3位となる茶話会だけだ。
しかし、単騎のMくんは茶話会チームにも離されることとなる…。

今回の事情はレース後に解明するが、実はホームストレートが強風でピット交代したチームでフレッシュな選手が加速して合流するほうが、コースの内側にあるピットレーンの構造上今回は有利だったという事実。これが全く逆風なら話は違っていただろう。
このトリックで、最初の分断は発生したようだ。集団で安心していて知らぬ間にライバル、しかも2チームもが先行したということ。気づいた時には1分差が…さらに協調して追いかけたチームまたメンバーチェンジをする際に同様にして離されてしまうという事態に。完全に表彰台圏外に置き去りにされ頑張り続けるMくん、流石に単騎で同調できる仲間がいない状態でロングランは無理だ。残り1時間30分あたりでチェンジのサインがでた。
効果的な戦略がなく交代しコースに復帰した。レースは何が起こるか解らないから最後まで諦めない、それだけは間違いない。
交代して否や、なんと後ろから先行してるはずの3位の茶話会チーム、物凄い勢いに気押されそうだったが即座に張り付いた。完全にキレている…これはもう1人1周ごと交代でTTで追いかけてるとしか思えない。しかし2分先ほどのはずが後ろから??
状況は読めないが、行くしかなかった。もしや何かのトラブルで同一周回かもしれないからだ。6人が毎周入れ替り繰り返されるインターバルに、流石に3時間ほどの走行でポンコツ化した脚が悲鳴をあげる。汗と涙と涎を流しながら張り付くしかないこの状況…そして、なんと先行していた2チームに追いついた!!
なんという気迫だろう、チームのメンバーから絶対に追いつきたいという気持ちが後ろにいて伝わってきた。
ココからが更なる地獄が待っていた、3チーム三つ巴の熾烈な争いが待っていた。まだ残り1時間近く残されていた…もう張り付く以外に何もできない状態だったが、もしや同一周回かもしれない可能性をピットに確かめると…

-1

無情にも全くの部外者の状態だった。しかしながら簡単に諦められないのが悲しい性。毎周繰り返される3チームの交代合戦に対応するため、奥の手を繰り出す…恥ずかしくてかけなけど…
しかし、残り30分過ぎについに力尽きた…
Mくんに再度交代を促しコースを去った、そして3チームのゴール勝負を目の当たりにした。やはりレースである以上、勝負に参加できないほどつまらんものはないと実感するには充分過ぎた。
4時間であれば、勝利の可能性は高かったと思う。しかし簡単な事で満足しては成長はないから7時間に参戦した、そして事実は弱かったということ。
また表彰式を見て驚愕したのは、優勝した香川の若手チームはなんと2人!
しかも、うち1人はオープン記念で阿部さんのセミナーに来てくれたKくんだった、ヒルクラが強い印象だったが、やはり本当に強いものは何処でも強い。

来年はチームで優勝を狙えるメンバーを育成してリベンジを目指したいと密かに誓う(書いた時点で密かでない?)

最後に、裾野が広がり参加者も増えた大会だったが、スキルの未熟さからいつも以上に落車が目立った。また、クラストップ集団にクラス外のものが混ざりその展開に影響するような中切れ的な走りを平気でしてしてしまうなど、スキル以外のマナーを知らない人も増えている。そんな悲しいことが減るようにスクール事業を頑張りたいとも思った1日。

一緒に楽しんでくれたみなさん、ありがとうございました。
怪我無く、落車なく1日無事に楽しめてよかったです。


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