PINARELLO PRINCE SL

2017-11-14 12:42

チューニング・メンテナンス


イタリアの大御所であるPINARELLOのハイエンドフレームPRINCEのレストア

2000年代初頭にまだカーボンフレームが主流になる前には、メインフレームは軽量アルミでフォークやシートステーに高価なカーボンを使用しコストと性能を融合した時があります。いわゆるカーボンバックと言われていました。
※カーボンバックとは、金属フレームのシートステーをカーボンにすることにより振動吸収性を高めたフレームの事

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PINARELLO 「PRINCE SL」2003年モデル

フレーム素材はデダチャイ製の超軽量アルミ「U2」をベースにしたピナレロ オリジナルです。
なによりピナレロの代名詞となった「ONDA」フォークはこのPRINCE SLに最初に採用され後にDOGMAへも展開されていたったのです。

今ではカーボンが当たり前になり、こうした組み合わせのフレームは非常に稀な部類になったわけですが、当時アルミ全盛の頃ではアルミも多様なバリエーションがあり押せばペラペラな感触の超軽量なパイプもありました。
ハードな乗り心地をいなすためにカーボンバックという手法を初めて使ったのはPINARELLO、フレームの中にベアリングをいれてしまうインテグラルヘッドを先駆けたのも確かPINARELLOだったはずです。
こうしたエポックメイキングなものづくりが当時のPINARELLOには溢れていたように記憶しています。

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